2011年 09月 28日
アートフェア7 |
アートフェア参加に大きく分けて3つの形がある。
1.ギャラリーがセレクトしたアーティストの作品を
出品する形で費用はギャラリーが負担する。
そうすることでアーティストのステータスが上り、
ビジネスがうまくいく。
というのが従来の形であったが、
必ずしも全てがうまく行くということではなくなって、
アーティストサイドからも不満が出だした。
それは、ステータス・イコール・グッドビジネス
ということにはならないからである。
それにもし良いビジネス展開が出来なければ、
そのアーティストは使い捨てとなる。
一時期こうした使い捨てがかなり出た。
それは現代アートの新展開に
若いアーティスト達が
名声を上げたい評論家達によって
利用されたためであるが、今はその動きはない。
幸か不幸かそれをなくした一つの要因は
2008年の株価暴落であった。
あれは2008年の10月で
その後のアートフェア、
アーモリーショウ(2009年3月)は
さっぱりだった。
つまり今までの現代アートの展開の仕方を
コレクターが信用しなくなったためである。
2009年4月のケルンもそうだった。
そこで、2009年の6月のアートバーゼルに危機感が走り、
それまでのような現代アートから手を引いたギャラリーが出た。
そうしたギャラリーはその年案外良いビジネスをしたが、
2009年のアートバーゼルの
メディアの評は惨憺たるものだったと言って良い。
つまり、売れるものに走ったからだ。
2.ギャラリーが出展費用をアーティストに負担させるケースで
一人30万円前後の負担となる。
この場合はアーティストは作品が売れても儲かることはない。
それではなぜ出すのかとなるとコレクターやギャラリーとの
コネクションに期待するからで、
1.のケースと違うのは
自分自身がコレクターと関われるという利点に尽きる。
しかし、もしそれがなかった場合は経済的な損失となる。
主催ギャラリーは赤字にはならない。
このケースも良いか悪いかと言えば、どちらとも言えない。
結果をどのように生かすかは
アーティスト本人の考え方になるからだ。
ところがこのケースで
良いコレクターと出会うとおもしろいほど作品が売れる。
つまりこのケースは出会いに期待するしかない。
3.三つ目の形は海外出品相談所等が
主催している低コストのフェア参加だが、
このケースでは大きなフェアへの出展はなかなか難しい。
しかし、経済的でありながら、
大きなチャンスをものに出来るのも確かだ。
アーティスト自身の自信を獲得するには大変良いと思うし、
このケースでもコレクターやギャラリストが見ているわけで、
それが将来へと繋がっていけばおもしろいビジネスとなる。
海外出品相談所の参加者の中でも
既にこのケースからギャラリストに発掘されている人も出ている。
一気に1.のステータスは得られなくても
時間をかければ可能性は大きい。
1.ギャラリーがセレクトしたアーティストの作品を
出品する形で費用はギャラリーが負担する。
そうすることでアーティストのステータスが上り、
ビジネスがうまくいく。
というのが従来の形であったが、
必ずしも全てがうまく行くということではなくなって、
アーティストサイドからも不満が出だした。
それは、ステータス・イコール・グッドビジネス
ということにはならないからである。
それにもし良いビジネス展開が出来なければ、
そのアーティストは使い捨てとなる。
一時期こうした使い捨てがかなり出た。
それは現代アートの新展開に
若いアーティスト達が
名声を上げたい評論家達によって
利用されたためであるが、今はその動きはない。
幸か不幸かそれをなくした一つの要因は
2008年の株価暴落であった。
あれは2008年の10月で
その後のアートフェア、
アーモリーショウ(2009年3月)は
さっぱりだった。
つまり今までの現代アートの展開の仕方を
コレクターが信用しなくなったためである。
2009年4月のケルンもそうだった。
そこで、2009年の6月のアートバーゼルに危機感が走り、
それまでのような現代アートから手を引いたギャラリーが出た。
そうしたギャラリーはその年案外良いビジネスをしたが、
2009年のアートバーゼルの
メディアの評は惨憺たるものだったと言って良い。
つまり、売れるものに走ったからだ。
2.ギャラリーが出展費用をアーティストに負担させるケースで
一人30万円前後の負担となる。
この場合はアーティストは作品が売れても儲かることはない。
それではなぜ出すのかとなるとコレクターやギャラリーとの
コネクションに期待するからで、
1.のケースと違うのは
自分自身がコレクターと関われるという利点に尽きる。
しかし、もしそれがなかった場合は経済的な損失となる。
主催ギャラリーは赤字にはならない。
このケースも良いか悪いかと言えば、どちらとも言えない。
結果をどのように生かすかは
アーティスト本人の考え方になるからだ。
ところがこのケースで
良いコレクターと出会うとおもしろいほど作品が売れる。
つまりこのケースは出会いに期待するしかない。
3.三つ目の形は海外出品相談所等が
主催している低コストのフェア参加だが、
このケースでは大きなフェアへの出展はなかなか難しい。
しかし、経済的でありながら、
大きなチャンスをものに出来るのも確かだ。
アーティスト自身の自信を獲得するには大変良いと思うし、
このケースでもコレクターやギャラリストが見ているわけで、
それが将来へと繋がっていけばおもしろいビジネスとなる。
海外出品相談所の参加者の中でも
既にこのケースからギャラリストに発掘されている人も出ている。
一気に1.のステータスは得られなくても
時間をかければ可能性は大きい。
by fromBerlin
| 2011-09-28 21:19
| アートフェア